介護の心構えとサービス利用
人間は誰でも死を迎えます。そしてその死は、人間としての尊厳を保った穏やかな死でありたいと誰もが望んでいます。こうしたことは分かりきったことですが、介護を必要とする高齢者を家族に持っている人にとってはきれい事に見えるかも知れません。
介護が必要な人の家族の状況は、それほど過酷です。ネグレクトや悲惨な事故の報告もあります。しかも、介護が数年に及ぶことも少なくないのです。介護保険はこうした介護負担の軽減のためにこそあるのです。現在では少なくなりましたが、まだ地方では「お国のお世話になる介護は恥だ」とする考え方があります。一人の嫁や娘の犠牲の上に立った介護では、本末転倒です。
ショートステイに預け、家族で旅行を楽しみ、リフレッシュしてまた介護に向かう―こんな利用の仕方もあるのです。せっかくの介護保険です。家族みんなでよく相談し大いに活用したいものです。
また、意外と知られていないのが自治体の介護サービスです。介護は自治体ごとに行われているため、全国同一ではありませんが、紙おむつの支給や補助などもあります。自治体サービスの介護グッズの利用を勧めないようなケアマネは要注意です。自治体のサービスはパソコンでも検索できます。所属する自治体のサービスを調べてみましょう。
親世代のターミナルケアを体感することで、次世代がさらに豊かなターミナルケアになることを願って止みません。
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